クラウドサービス
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企業のメール配信を支える
世界的なサービスを日本市場へ

クラウドサービス
関口 敬子
2006年度入社
岡山大学大学院
自然科学研究科 電子情報システム工学専攻
「メールが届かない」問題を解決

「メールが届かない」問題を解決

登録完了や請求のお知らせ、メールマガジン配信など、メールは企業にとって欠かせないツールです。ところが、迷惑メールフィルタが高度化した現在、数万通規模の大量のメールを確実に宛先に届けることは意外と大変です。メールサーバの構築やシステムの開発はもちろん、メールに特化した知識とノウハウに従った運用が求められ、それができないと毎日のように「メールが届かない」というクレームへの対応に追われ、顧客満足度の低下や機会損失を招いてしまいます。こうした課題を解決するのが、私が担当するメール配信サービスSendGridです。アメリカで生まれたSendGridは、既に82,000ユーザーの、月500億通(2019年3月時点)ものメール配信を支えています。確実にメールを届けるために必要な、面倒で手間の掛かることを一手に引き受けるSendGridを使うことで、多くのエンジニアがより価値あるものの創造に注力できるようになります。SendGridの事業を推進していくことには、日本企業の生産性向上に貢献するという大きな意義があると考えています。

品質重視の活動が実り始めた

品質重視の活動が実り始めた

入社後はずっと、製造業向けシステムの開発チームに所属していました。その後、「新しいことに挑戦したい」という気持ちから、それまでとはまったく異なるSendGridのチームへの異動を希望しました。過去の実務経験をそのまま活かすことができない分野でしたし、1つの事業を新たに立ち上げるというのも初めてのことで、一つひとつが手探りでした。Webサイトの準備やマニュアル類の作成、日本円での決済に関する仕組みづくりなど、日本市場に展開していくために必要なものを用意するところからのスタートでした。もともと英語でつくられたサービスであるSendGridのマーケティングを進める上で鍵を握ったのが、日本語によるサポートの品質です。サポートメールをはじめ、対外的に発信する文章は必ずレビューを通すルールを設けて、「正しく分かりやすい日本語か」「ユーザーの真意をとらえた回答になっているか」といった観点から品質確保に努めました。こうした取り組みの甲斐あって、ネット上で発信力のあるユーザーの方から「SendGridのサポート品質が良い」という評価をいただいたり、口コミが広がったりしたことにより、ユーザー数が順調に拡大しています。最近ではお客さまの方からSendGridを使いたいと問い合わせをしてくださることが多くなり、これまでの仕事の成果を実感しています。

SCHEDULE

ある1日の流れ

  • 9:00

    出社
    ユーザーからの
    問い合わせ対応

  • 11:00

    ブログ原稿の
    レビュー

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    問い合わせ対応

  • 14:00

    チーム
    ミーティング、
    担当するタスクの
    整理や進捗確認
    など

  • 15:00

    問い合わせ対応、
    細かい改善タスクの処理

  • 17:00

    英語
    ドキュメントの
    翻訳

  • 18:00

    Webサイト
    改善案の作成

  • 19:00

    退社

人づくり・環境づくりに積極的に投資

KKEには入社前から、人事担当者とのやりとりを通して「話しやすい空気がある会社だな」と感じていました。その印象は入社後の現在も変わっていません。実際に働いてみて一番魅力を感じるのは、社員がより良い仕事をする、あるいは成長するための投資を惜しまないという点です。具体的な例を挙げると、「パソコンのスペックが古くて作業に時間がかかるなら、お金がかかっても新しいものに取り換えれば良い」という雰囲気があります。また「勉強がしたい」という社員には、通信講座やスクールの利用、学会への参加などを全面的にバックアップします。私も、費用や時間的なサポートを受けながら、英会話教室に通っています。英語に続いて私が学びたいのは、やはり業務に直結するマーケティング関連の知識・スキルです。「見込み顧客をひきつけるWebサイトのノウハウ」「見込み顧客を顧客にする手法」などの専門知識を習得し、SendGridをもっと広めていきたいと思います。