BIMデザイン
BIMデザイン

熊本を拠点に各地を飛び回り
未来の建物づくりを追求

BIMデザイン
竹下 史朗
2009年度入社
熊本大学大学院
自然科学研究科 社会環境工学専攻
建設業が抱える課題を解決

建設業が抱える課題を解決

「ベテラン職人のリタイア」「労働人口の減少」が進み、人手不足、生産性の向上などの課題に直面する建設業界で今、大きな注目を集める技術がBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)です。BIMとは、パソコン上で仮想的な建物の3次元モデルをつくって、一つひとつの部材の名前、材質、寸法、価格など建物に関わるあらゆる情報を管理しようという考え方です。2次元の図面を基に行われていた従来の建物づくりは、途中で修正が発生すると何枚もの図面を修正しなくてはなりませんでした。BIMを使うことで、1つのモデルを変更すれば、必要な図面がすべて変更されるようになります。またBIMに盛り込まれたデータを活用することで、設計や施工だけでなく保全、修理など建物のライフサイクル全体を管理できるようになります。さらに、BIMデータと建設ロボットによる施工自動化の研究も進められています。未来へ向けた変革の一翼を担うBIMを扱う仕事をとても有意義に感じています。

BIMに関する知見を着々と蓄積

BIMに関する知見を着々と蓄積

KKEでは、BIMを中核として意匠設計、構造設計や生産設計などを有機的に融合することにより、建設業の業務改革を支援するソリューションを提供しています。私の所属チームでは、大手ハウスメーカーや、ゼネコンのお客さまへのBIMの導入プロジェクトを推進しています。
私自身は、室長としてチームのマネジメントが主な役割ですが、自身が直接担当する案件も並行して遂行しています。 若手であっても、本人にやる気と実行力があると判断されれば、当社では大きなプロジェクトの中心となって活躍できる機会を与えていただけます。
BIMは新しい技術・概念であるため、当初は、みんなも手探り状態でした。またお客さまもBIMを使って、何ができるかについては、明確な答えがなく試行錯誤。プロジェクトの途中で「これではうまくいかない」と根本からつくり直さなくてはならないことも多々あり、非常に苦労しました。しかし、次第にBIMの向き・不向きの勘所を理解し、蓄積してきた経験・知識をいろいろなお客さまへのご提案に活かすことができるようになってきたと感じています。

SCHEDULE

ある1日の流れ

  • 9:00

    子どもを保育園に送り、
    出社メールチェック、
    取り急ぎの対応
    (優先度が高く、
    かつ時間がかからないもの)

  • 11:00

    プロジェクト
    ミーティング
    (A社)

  • 12:00

    ランチ

  • 13:00

    業績管理、
    メンバーからの
    相談を受ける

  • 14:00

    プロジェクト
    ミーティング
    (B社)

  • 18:00

    業務
    (次の日までにやることを中心に)

  • 20:00

    退社
    (キリが悪ければ残業)

恵まれた生活&仕事環境を活かして

入社後は3年ほど東京勤務を経験した後、熊本へ転勤しました。熊本と東京それぞれに、良いところ、悪いところがあります。遠くに阿蘇の山々が見える熊本では、満員電車に揺られながらの通勤のようなストレスがありませんので、毎日フレッシュな状態で始業できています。ただし、マイカーを利用するため、東京勤務時に日課としていた「通勤時間を利用した読書」ができなくなったのは残念なことの1つかもしれません。また、KKEの魅力の1つと考えている「知りたいことが出てきたときに、社内の専門家を気軽に訪ねて直接話を聞く」ということもやや難しくなりました。ただし、ずっと熊本にいるわけでなく、お客さまとの打ち合わせなどで東京や大阪を飛び回る機会が多いため、「自分は必要に応じて仕事の場所が変わるのだ」という感覚で楽しく働いています。熊本を拠点に、柔軟なワークスタイルで働くことができる環境を活かしながら、KKEならではのBIMの形を創造し、建設業に関わる方々に対して、よりワクワクする未来を提案していきたいと考えています。それと同時に、BIMデザイン室というチームを、社会に誇れる武器を持った存在感のあるチームとして共に成長していきたい、と強く思っています。