構造設計2部
後藤 尚哉
2013年4月~2019年7月
大手外資系メーカーにてビル、住宅向け制振ダンパーの開発を行う
2019年8月~2022年1月
KKE構造設計2部にて構造設計、設計コンサルティング業務を行う
設計会社や大手ゼネコンをクライアントとした建築物の構造設計と、建築に関わる装置や工法の開発・コンサルティング業務を行っています。特に超高層ビルの構造設計の場合、クリアしなければならない課題も多く、設計しては解析をくり返しながら、少しずつゴールへ近づいていかなければなりません。時には特別な構造計算プログラムが必要になることもあり、社内の関係部署に協力を仰ぎながら作業を進めることも。仕事ですから当然締め切りがあり、忙しい日々が続くこともありますが、だからこそ無事に設計が完了した時や竣工できた時の喜びは大きく、次の仕事への大きな活力になりますね。
前職は外資系メーカーで建築用制振ダンパーの開発をしていました。そこでは、材料選定から設計、実大実験に製造工程設計など、開発業務の一連を担当していましたので、スキルや経験は大きく磨かれたと思います。しかしその一方で、長くひとつの製品開発に携わっていたからこそ、今度はその製品を使う側の視点に立ってみたいと強く感じるようになったのです。これまでの知見を活かし、開発だけではなくコンサルティングなども請け負える、総合的なプロフェッショナルになっていきたい。その思いで、転職を決意しました。
メーカーに勤める者として、KKEの存在は昔から知っていました。専門性の高い知識を持った人才を多数擁し、メーカーに技術的なコンサルティングも提供できるプロフェッショナル集団。ここなら、自分をより成長させることができると感じましたね。さらに選考に進む中で、所員を設計や開発といったひとつのことに特化させるのではなく、本人の希望に合わせて新しいことにも積極的に挑戦させてくれる文化が根づいていることを知り、KKEへの入社を決めました。
挑戦を後押ししてくれる文化があるのは知っていましたが、持たせてもらえる裁量が想像以上に大きかったのは驚きましたね。入社間もないころから、自分の責任と意志で業務を進めることができるため、非常にやり甲斐を感じます。その一方で、所内には若い人才が多く、まるで大学の研究室のような、一人ひとりが高い志を持ちながらも和気あいあいとした雰囲気があり、所員同士のコミュニケーションはとても活発。互いに助け合う風土もあり、チームワークの強さを感じます。
現在の構造設計の仕事では非常に充実した毎日をすごせており、これからもこの道を究めていきたいと思います。そうした中で、KKEならではの「設計」「解析」「実験・開発コンサルティング」「システム開発」のすべてを自社完結できるという強みを活かし、より幅広い技術を横断的に活用できる構造技術者になれると嬉しいですね。業界としての最新技術に携わりながら、設計~実験~設計という循環をまわし、会社としてはもちろん、個人としても誰からも頼られる存在になりたいです。
職種別採用でKKEへと入社し、さらなる成長を実現した先輩所員たち。
彼らがどのような進化を遂げたのか、その具体的な実例を、「強さ」「幅」「深さ」という3つの視点から紐解きます。
持ち前の経験やスキルを武器に、KKEへと入社した職種別採用の精鋭たち。入社前の彼らはどのようなキャリアを歩み、そしてKKEと出合ったのか? その出合いのきっかけや、新たな環境での新たな仕事、成長の先に見据える未来について紹介します。