私は熊本生まれの熊本育ちです。中学卒業後、これからの時代に情報技術が重要になると考え、熊本高専に入学しました。KKEを初めて知ったのは、高専在学中に熊本県内の企業から2週間の夏期インターンシップの候補先を探しているときでした。私は熊本にゆかりのある企業に就職したいと決めていましたが、インターンシップでは高専時代に専攻した分野にとらわれず、異なる技術分野の仕事に触れて視野を広げたいと思い、KKEのインターンシップに参加しました。
インターンシップを通じて入社後の仕事がイメージしやすかったこと、そして社内に幅広い技術分野の選択肢があることが魅力的で、KKEを志望しました。また、当時の採用担当の方から「ぜひとも入社して欲しい」というメッセージよりも、「自分のキャリアをまず第一に考えて欲しい」という学生本位のスタンスが伝わり、この会社の人と仕事がしたいと決めました。
熊本という環境で、次世代のプロを志して
入社後の2年間は東京勤務で多くの人と知り合い、多くの経験を積むことができました。仕事の楽しみ方が少しずつわかってきた3年目に熊本へ異動しました。自然豊かな地元熊本での仕事は、都会ならではの緊張感はなく利便性も劣りますが、お気に入りの車で通勤ができ、周りの人の温かさを感じながら自分のペースで仕事と向き合える環境に満足しています。
現在は情報通信グループに在籍しており、様々な課題を抱える顧客に対して情報工学知を基に解決策を提示できるICTコンサルタントを目指して日々の業務に取り組んでいます。最近では、熱流体を得意とする部門と連携して、PLATEAUが提供している3D都市モデルのオープンデータを用いた熱流体シミュレーションシステムをクラウド上に構築するプロジェクトに携わっています。これまでは高性能なコンピュータと専門的な知識を有するユーザーしか利用できないというハードルがありましたが、クラウド上に構築することで誰でも簡単にシミュレーションができる仕組みを作りました。今はKKEに在籍する様々な分野のプロと一緒に仕事をするなかで多くを学び吸収しているフェーズですが、今後は私なりの軸で「個」を伸ばし、次世代のプロとなれるよう頑張ります。
仕事を楽しむ姿勢をもつ人へ
入社後、多くの顧客を相手に様々なプロジェクトに携わることで、専門的かつ最新の業界知識を学べることにやりがいを感じています。また、中規模プロジェクトのリーダーを任せてもらうことも増えてきました。そんな中で思うことは、どんな仕事をするかも大事ですが、その仕事を「誰」と一緒にするかが重要だということです。結論として、「人」だと感じています。KKEの人と仕事がしてみたいとどこかで感じてもらえた方、社内外を問わず協働に喜びを見出せる方には、ぜひ前向きに検討してもらいたいです。
最後に、やはり普段の仕事で簡単な仕事はなく、忙しく大変なときもあります。そのような状況をむしろ楽しめるような人にわたしは憧れており、どれだけ挑戦し失敗を積み上げることができるか、主体的に、自主的に、これからも楽しむことを忘れずにいたいです。