学生時代、修士課程では都市の夜景の研究に取り組みました。夜景を灯火の配列パターンとして変数に落とし込み、シミュレーションモデルを作りました。窓明かり1つ1つの揺らぎ方の違いや窓明かり間の距離など、街並みにより夜景の印象が大きく変わってきます。
その後、新卒時にはインフラ会社の建築関連会社に就職し、商業施設のデベロッパー事業に関わりました。まず設計立案をして、次に発注・監理、施工チェック、運用段階のメインテナンスから取り壊しまで様々な業務に携わりました。商業施設のライフスタイル全体を俯瞰的に見る業務で、とても勉強になり、また建築の面白さを再確認しました。その中で、建築系システムの導入に際して悩みを感じることが多く、他の会社でも同じ悩みを抱えているところが多いのではないかと考えたのが転職のきっかけです。システムを使う側ではなく提供する側に行くことで、いろいろな会社の課題をDXで幅広く解決して、未来の建築にもっと貢献したいという気持ちでした。
KKEは就職サイトで知りました。実際にどういう環境でどういう人と働くのか、検討した数社の中でKKEが一番リアルに採用プロセスの中で教えていただきくれました。採用担当には親身に接していただき、「あなたがやりたいことをやるために、KKEという場をうまく使ってください」という言葉が印象的でした。
私は、もともと東京で生まれ育ち、知り合いもほとんどが東京です。KKEも東京の会社ですが、私が一番やりたい仕事は熊本の部署が行っていました。それで熊本勤務を決断し、移住。こちらに来て、暮らしぶりの良さに改めて気がつきました。生活がゆったりしていて、職場からも家からも阿蘇の山が見えます。美味しいお店がたくさんありますが、東京と違って混んでいません。私は学生時代からボルダリングを趣味にしていますが、熊本にも自然の岩場があり、足を伸ばすと宮崎には全国的にも有名な岩場があります。週末は自然の岩場に通い、平日はボルダリング・ジムに通う生活をしています。
前職の経験も活かして、熊本で、いきなり建築DXの真ん中に
キャリア入社して現在3年目ですが、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)という建築アプリケーションの導入コンサルティングに従事しています。私は主にインフラ会社を担当していますが、共通する特徴として事業規模が大きく施設や設備数がたくさんあります。前職の経験から、先方の業務や考え方を理解・共感して説得力のある提案ができるところが、自分のアドバンテージになっています。単なる業務だけでなく、発表展示会に一緒に出展したり論文を書いたり、パートナーとしてお付き合いさせていただいています。
仲間の専門性をリスペクトして、なにかを提供して協働しようというマインド
私の業務に必要なスキルは、建築系スキルとプログラミングスキルです。入社時点で前者はあったものの、プログラミングスキルはほとんどありませんでした。しかし、やりたい思いが強ければ、あとから身につけることができます。
KKEには相談しやすい先輩や座学など学びやすい環境が整っていますから、やりたい気持ちが強い人、恐れずに入っていける人は何も心配する必要はありません。ただ、そうしたスキルよりも本質的にはお客様の課題の根本を理解し、解決したいと思う気持ちが一番大事かもしれません。そのためには仲間の専門性をリスペクトしながら、なにかを提供して協働しようというマインドと、みんなと一緒にゴールに向かうスタンスが大切ですね。