20名の所員が語る、KKEのシゴト

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ホビーコンピュータで
将来が決まった

辺見 和晃

Kazuaki Henmi

  • 新卒
  • クラウド
  • 東京

応用物理学専攻

行動センシング・デザイン室長

自分がこういう職業に向かったルーツは、小学校の時にMSXというホビーコンピュータを触り出したことに始まります。使い込んで、プログラムを書いたりしていました。その自然な流れで工学に関わるいろいろなことを知りたい、やってみたいと思い、大学では応用物理学科に進学しました。
就職先としてはまず、コンピュータを使って面白いことをやっている会社。かつ自分は大企業に合わないと思っていたので、1000人以下の会社がいいと思い、そこから選ぶと自然にKKEになったのです。

事業開発と海外開発パートナーとの経験

会社に入ってからは様々な部署で働いてきましたが、最初の七年ぐらいはマーケティングのコンピュータ分析や、マルチエージェント・シミュレーション、事業投資評価シミュレーションなどのビジネスに関わりました。KKEのビジネスの相手先はこれまで、企業の設計部門や研究開発部門などが多かったのですが、企業のマーケティング部門や商社のリスク管理部門など、文系クライアントと幅広く接することが始まって行きました。

そのあと主には事業開発や新領域営業など新しいビジネスを展開する業務に関わっています。KKEが海外に新規事業パートナー企業を求めると、まだ大企業が目をつけていない、規模が小さい新興ベンチャー企業になってきます。同じエンジニアとしてともに技術やサービスを開発していく中で信頼関係が生まれ、様々な人脈ができてきましたが、その主要なルーツはドイツとアメリカのデンバーに位置しています。

私もデンバーに家族で移り住んで、三年間駐在生活を送りました。パートナー会社のビジネスを支援しながら、何か新しいものを見つけてこいということだったと思います。デンバーはマイルハイシティといって標高が1600メートルぐらいあります。子供が小学校一年と四年の時に移りましたので、平日は現地の学校に通いながら、日曜日には日本人コミュニティが運営する補習校にも通っていました。そこでは私もボランティアで学校理事として経理の仕事をするなど、普通の仕事では得られない経験をしました。

現在はピープルカウンターという商品の事業の再構築を手掛けています。メインはドイツの画像解析会社の製品で、通路などに設置すると動画から何人がそこを通過したかが計測できます。コロナ後、温泉の大浴場がどれくらい混んでいるのかを案内したいというケースが増えてきて、道後温泉や黒川温泉にも導入いたしました。他にはタクシー乗り場や、オフィスのフリースペース、ショッピングモールなど、規模が大きいユースケースがどんどん増えています。

担当するようになってから事業の方向性を変えたことで、売り上げは数倍になりました。まずは製品の販売ボリュームを増やそうと、ウェブベースでの売上を増やしています。またKKE独自でもAIによる画像解析技術を使ったサービスも始め、より提案の幅が広くなってきました。

技術を面白がる人に来てほしい

新規事業開発の観点となりますが、技術の目利きとしてはまず、儲かるかどうかではなく、その技術がユニークで面白いかどうかが大事な場合が多いです。やってみないと儲かるかどうかはわかりません。そして一番面白いと思った人が事業のリーダーを務めます。ですから、私はKKEには技術を楽しめる人が向いているように思います。
次にKKEには基本的にはいい人、善良な人、利他的な人が多いと思い。誰かを出し抜こうとか、派閥を作ろうとする人が少ないと感じます。そういう人たちが自然に集まってできている会社だと思います。