20名の所員が語る、KKEのシゴト

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不思議な縁を感じた、
KKEとの出会い

髙根 健一

Kenichi Takane

  • 新卒
  • クラウド

ロジスティクス工学専攻

NavVis事業室(独NavVis社 出向)

大学ではロジスティクス工学という、物流を工学的にアプローチする学問をやっていました。その研究ではシミュレーションソフトを使用していたのですが、KKEから販売されたマルチエージェントシミュレーターというもので、今のKKEホールディングス代表執行役の服部さんが始めたビジネスでした。大学院生の時にそのソフトのコンペがありまして、「せっかくだから出してみれば?」と教授に言われ、応募しました。すると佳作で賞金までいただきまして、「KKEはなんていい会社だ!」と思いました。加えて大学にKKEの所員が講師として来ていたことを知り、そんな縁が重なって働きたいと思うようになりました。

採用ではコンペのことは殆どアピールしなかったのですが、面接最終で「どこかで会ったことありますか?」と聞かれまして…。「実は御社のコンペで佳作をいただきました」と話したら、謙虚でいい人と思われたみたいです(笑)。

ドイツ本社に出向、世界から日本をサポートする

最初の配属はシミュレーションソフトの営業でした。その後、新規ビジネスを2つ立ち上げていたのですが、ある日社長に呼ばれ、当時スタートしたばかりのクラウドビジネス「NavVis」を担当するよう指示されました。そこで、この事業の立ち上げを行うことになりました。

NavVisは、ドイツに本社を置くNavVis社が開発した、工場や建設現場のデジタル化を支援するサービスです。KKEは日本での事業展開を担当し、私はそのマネージャーを務めていましたが、現在はドイツ本社に出向しています。

例えば、自動車業界では、新モデル投入のたびに工場の組立ラインを作り直します。従来は紙の図面や3D CADのデータを用いて検討していましたが、データ更新が追いつかず、十分な検討ができないことが課題でした。NavVis社の革新的な3Dスキャナーとクラウド技術を使うことで、現場の3Dデータを迅速に構築し、誰でもアクセスできる環境を作ることで、十分な検討が可能になります。本社には、ドイツをはじめ世界中の自動車メーカーやさまざまな業界での導入ノウハウが集約されています。私はそこから最適な情報を吸い上げ、日本に共有し、ビジネスチャンスを拡大するのが主なミッションです。

ドイツでの社内コミュニケーションは英語で行われます。いずれ海外で働きたいと思っていたので、事前にビジネス英語の学校に通っていました。正直なところ、今も完全に話せるわけではないため、継続して勉強を続けています。さらに、日本のKKEの仕事もドイツからリモートで兼務しています。営業やマーケティングのマネジメント、主要顧客や販売代理店とのミーティングなど、多岐にわたります。

これまで関わってきた新規事業、そして現在担当しているNavVis事業には共通の想いがあります。それは、KKEで行っているシミュレーションのようなバーチャルの世界に、ハードウェアや現場といったリアルの世界を取り込んで融合したいということです。この融合が、KKEのさらなる進化につながると信じています。

自分なりに答えを出すことを、楽しむ

KKEで一緒に働きたいと思う人は、新しいことを自分で考え、不確実な状況の中でも、自分なりに答えを出すことを楽しめる人であってほしいと思います。新規事業の立ち上げは不確実性が高く、時に苦労することもありますが、私は今、世界最先端のイノベーティブなビジネスに触れることができており、最高に仕事が楽しいです。このような体験を、KKEという場を通じて、未来の所員の方々にもぜひ味わってほしいと思っています。