20名の所員が語る、KKEのシゴト

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新しい仕組み、
スマートロック事業

大原 圭悟

Keigo Ohara

  • キャリア
  • クラウド
  • 東京

政治経済学部 地域行政学科

すまいIoT部

面白さを求めて「棚」の外へ

私は政治経済学部を卒業してから大手の製糖メーカーに就職し、セールスマーケティング等を担当しました。様々な砂糖が並ぶ商品棚の中でどのように付加価値を示せるか。黒糖、白糖、オリゴ糖などの原料種類というシーズと、形状や用途などのニーズの両側面から考える仕事でした。大きな不満はありませんでしたが、「棚の中」を主に考える仕事について、少し幅が狭いような気がしてきました。そこで、新しい仕事をやりたいと思い、面白そうな会社でしかも新規の社内ベンチャー的なビジネスに携わりたいと考えて、KKEのスマートロック事業に出会いました。就活の時には、当社の面接のプロセスが多めだった印象があります。ただ、それだけ人をよく見ているわけで、とてもユニークな、でもいい会社だと思いました。

新しい仕組みを考えて、世の中に提案するスマートロック事業

当社でRemoteLOCKというブランドで提供しているスマートロック事業は、商材が新しく、業界も新しく、ニーズ自体も新しい事業です。収益モデルや業務スタイルが確立されていた前職と比較すると、、当社に入社後、ギャップを感じたこともありましたが、今は挑戦するモチベーションが重要であり、そこは私にとって本当に向いていて働きがいも感じられるようになったと感じています。

印象に残っているのは入社してすぐに取り組んだ、東京湾に面している日の出桟橋でのスマートロックの導入です。元々、担当する職員の方々が都度、現地に出向いて解錠していましたが、屋形船の船頭さんがQRコードで解錠できるようになりました。面白かったのは、そのお客様には、船の離発着が定時に適正に行われているのか、それも知りたいというニーズが同時にあったことです。つまり船影を見て、離発着を認識、確認する仕事です。私はその依頼を受けて先輩に相談したところ、KKE内に「行動センシング」というソリューションが、すでにあることがわかったので、併せて提案したところ、それが実現しました。設置場所が特殊な、海から1メートル以内の場所で、設置方法や施工など新しいことずくめでしたが、相談に面白がって付き合ってくれる社内メンバーや協力会社のおかげで、何とか形にすることができました。

最近携わった面白い案件は、東京メトロの溜池山王駅にある「ほんたす」という完全な無人書店の仕事です。LINEで友達登録をして、LINEに表示される会員証をスマートロックにかざすと解錠して書店に入れます。現在、書店や駅のキオスクが減少している中で、こういう形の本屋経営はどうだろうか、という実装実験、社会提案をする事業です。まだ構想しかない企画段階の時点でご相談をいただき、運用方法を提案させていただき実現に至りました。新しい仕組みを一緒に作り世の中に提供していく、スマートロック事業では日常的にそういう案件が持ち込まれてきています。

自分自身でルールを作り、書き変えていく仕事

KKEは確かに理系が多い職場ですが、前職でも理系が多かったので、私自身の働き方はあまり変わっていません。新規事業は新しいことづくめで、変化に日々対応することが求められます。セールスや顧客対応という仕事に関しては、文系も理系も同じ仕事のように感じます。効率的な仕組みが必要になれば自主的に現場で決定して、オペレーションをアップデートしていきます。自分たち自身でルールを作り、書き換えていく。事業部ごとにそういう仕事をしている会社だと思います。