20名の所員が語る、KKEのシゴト

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AIや画像解析の
ナレッジ活用

大野 耕太郎

Kotaro Ono

  • 新卒
  • 技術コンサル
  • 東京

理工学研究科 環境都市専攻

IoEビジネス部

建築と情報技術の橋渡し役を目指す

高校生の時からものを作ることが好きで、誰かと一緒に何かを作ったり深めたりしていきたい、という思いがありました。

大学院では、立命館大学の建築都市デザイン学科の建築情報研究室に入り、建築における情報技術の活用を研究テーマに選びました。設計することだけが建築ではなく、建築をサポートしその可能性を広げていく技術を身につけて、幅広く建築界の役に立ちたいと考えました。ちなみに同研究室の山田准教授とは、その研究室生にKKEを訪問いただいて学会発表の予行演習のようなサポートをしながらディスカッションをするなど、今でも深い繋がりがあります。

院生時代の私は、今でいうAIのような補助ツールを使って建築家のアイデア作りを支援する研究を行なっていましたが、その過程でKKEの方々と知り合いになり、就職先として意識するようになりました。KKEは、通信分野、土木、クラウドと、非常に事業の幅が広い。建築と情報技術の橋渡しをする際には、会社の事業領域の幅が広いほど可能性が広がると考えていて、まさにその幅の広さにKKEの魅力を強く感じました。

AIやゲームエンジンを活用する新機軸を実現

私が配属された部署は、AIや画像解析など、これからの世の中に役に立つような技術を先回りして深掘りしていくことを目的としています。私はその中で「ナレッジ活用」を担当しています。

初めて手掛けた仕事は、建築設備を手当・積算する官公庁から相談された「設備分野でのAIの活用」というテーマでした。漠然として何から手がけていいのか、正直最初はよくわかりませんでした。先輩との二人三脚でしたが、先輩の知識・知見の引き出しがとても多く、クライアントと一緒に課題の深掘りや問題解決に取り組む姿勢がとても勉強になりました。おそらく最初は、クライアントからは私は頼りないと思われていたと思いますが、先輩の姿勢を学び力をつけていく中で次第にクライアントの信頼を得ることができました。

その業務において、入社1年目はまずAIの技術体系を俯瞰して、どのような提案ができるのかという報告書をまとめました。2年目には、実際にその提案を実装しプロトタイプを作ることに取り組みました。建築分野ではまだまだ紙やPDFで保存されているアナログデータが多いことに驚きましたが、それらの図面から情報を読み取って、部屋の数や大きさなどをデータ化していくアプリのプロトタイプを作りました。

今手掛けているのは、ゲームエンジンの活用です。ゲームエンジンには、使いやすく、グラフィック機能が高く、VRやMR(ミックストリアリティ)など新しい表現技術に繋げやすい、といった強みがあります。例えば土砂災害、降雪災害のシミュレーションなどでは、可視化することで、各ステークホルダーの理解を促し、合意形成につなげたり、説得をしたりすることが求められます。他にも現実の都市空間、建物情報を3次元情報として読み込むシステムの用途開発などにも部として取り組んでいます。

プロフェッショナルになるもよし、橋渡し役を目指すのもよし

KKEには、目を見張るような技量を持つプロフェッショナルが何人もいます。そのような同僚と仕事ができるのが魅力です。もう一つの強みは、業種の形態や幅が広いこと。部署の壁にこだわらず、面白いこと、新しいことを一生懸命に考え取り組もうとしている人が多くいます。ですから、自分の技術を高めたい人にはもちろん、社会に対して幅広い興味を持って、その中で技術や人を組み合わせる、繋ぐことをしていきたい人にも向いている会社だと思います。