垣根が低く、壁を作らない社風に魅力を感じた
私は土木学科出身で、景観を検討するコンピュータグラフィックスの研究をしていました。大学に派遣されたKKEの社会人ドクターの方の研究のお手伝いをしたのがきっかけで、当社を知ったのです。
就職活動を始めた頃は、土木系のインフラ会社を中心に就職活動をしていましたが、KKE所員の方々のお話を伺い、社員同士の垣根が低く、壁を作らない雰囲気にとても魅力を感じました。
採用プロセスの中でも、KKEの人達のフレンドリーさや人を大事にする社風を改めて確認しました。KKEの仕事は色々と幅が広く、自分の未経験のこと、未知のことについて可能性を試せるということも、大きな魅力でした。あと、会社のロゴが素敵だと思いました。
私を形作った大きな仕事
現在、構造計画研究所の熊本にある拠点をベースに全国出張をしながら仕事をしています。熊本はとても人と人の繋がりが濃い場です。地方にいることのハンディも多少ありますが、その代わりに、都会とは違う空間や、それを好んで多様な人たちが集っているという大いなる良さがあります。クライアントを熊本に招いて集中検討会をすることもありますが、その場を通じて親睦を深めることができ、ひいては熊本の大ファンになってくださる方もいます。
入社して5年経った頃に今の自分を形作り、また部門にとっても大きな転換期となった仕事に出会いました。それは、ある企業の全国で500人以上もの設計者に使われている、集合住宅向けの設計システムを刷新するプロジェクトでした。
KKEからも20名以上関わり、パートナーである協力会社の方々もたくさん関わり、それまでの自分自身の経験と比較して、プロジェクトの規模や期間が段違いに大きな仕事でした。今考えるとKKEの社運がかかったプロジェクトだったと思います。業務内容の観点でも、もちろん高度な技術が求められ、自分の視野の狭さを実感し、経験の少なさにも直面しました。
そこでのクライアントとの関わりは、とても密度が濃く、意義深いものでした。プロジェクトの最初の立ち上げ時は、必ずしもうまくいかなかったものの、大変な苦労を共に乗り越えることで、最後にはご満足いただけるシステムをご提供することができました。現在も、定期的にバージョンアップを続けてお付き合いさせていただいています。
今、入社15年目で、正直に言えばその途中で他のキャリアを考えたこともありましたが、KKEにはそれを引きとめるだけの大きな魅力があります。まず、非常にユニークな人が多い。また、業務を進める中で、あらためて所員同士のつながりが大変深く貴重だと実感しました。このような方々と一緒に仕事ができるのが光栄ですし、自分もその一員で在りたいと思いました。また、役員など会社の経営層の方々が、親近感を持ってフラットに付き合ってくれることも特徴のように思います。一方で、自分自身もマネージャーになり、部署のメンバーの生きがいや成長や、クライアントに対する責任感を強く感じることも大きいですね。
今後は、いつか採用の仕事などもやってみたいと思っています。これからのKKEをつくる人と出会ってみたいですし、そういう形で会社に貢献する道も将来あるのかな、と思っています。
好奇心が強い人に来て欲しい
KKEで仕事をしていくには、まずは自分の「武器や軸」を持つ必要がありますが、その上で人との繋がりを大切にできる人が求められます。社内の繋がりを大事に育てていくと、自分の引き出しが増え、クライアントの相談事に乗ることができる能力が高まり、ひいてはイノベーションを起こす力に繋がっていくと思います。
そのためには、好奇心が強いこと。自分が知らないことを素直に受け入れて興味を持って行動に移すことができる人が、KKEに向いているように思います。