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ただならぬ!
趣味人たち

KKEに生息する、すごい趣味や得意技を持った所員たち

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ニッポンの山城

IoEビジネス部

タン ドンジャオ

Dong Jiao Tang

  • グローバル

私はもともと、歴史の小説やエンターテインメントが大好きでした。

それで、その歴史の出来事や人物のゆかりの場所を実際に見に行きたいと思うようになりました。
訪れているうちに、どんどんお城が面白くなっていったんです。播磨灘物語の主人公黒田官兵衛ゆかりの姫路城や、上杉謙信の春日山城とか。あと、備中松山城ではすごくきれいな雲海を見ました。そういう景色もお城巡りの楽しい思い出ですね。

でも天守がない「山城」が、特に大好きなんです。

天守があるようなお城はだいたい江戸時代に整備されたものが多いです。
山城はそれ以前の戦国時代の様子が残っているようなお城で、堀や土塁など、地味ですがいろいろな見所に溢れています。
ちょっとマニアックですよね。もともと私の学生時代の専門は物理だったのですが、空間や時間のスケールが大きすぎて
自分がそのほんの一部に過ぎないのだと感じると、少し虚しくなります。
でもお城のことを考えると、自分が実は遠い過去にも繋がっているということを感じて、気持ちがいいんです。

戦闘の時に「ここで防いだ」とか「ここから石を投げた」とか、お城のディフェンスにも様々なプランニングがあります。

そういう歴史のストーリーを考えながらお城を観るのが大好きです。もし自分がお城を作るのだったら、どうやってブロックするか、などを空想することもあります。お城は私にとって、昔に戻ってその時代を考える「タイムマシン」のようなものです。これまで、100以上のお城を見てきました。

一番好きなのは、上杉謙信の春日山城です。

謙信はとっても義がある人だと感じて、憧れました。彼は戦う時にはだいたい指揮官になるのですが、
同時に自分が刀を持って武士として戦った跡もあります。
今、私はITコンサルティングの仕事をしているので、マネージャー(指揮官)だけでなく、
プレイヤーとして技術にも詳しい、そんな両方ができる人に憧れているんです。

日本には「日本城郭検定」という資格制度があります。

検定を主催する公益財団法人日本城郭協会では「日本100名城®」と「続日本100名城®」を認定しています。
目標としてはこれをコンプリートしたいと思っています。だいたい半分まで来ました。
もし日本の名城200を全部見ることができたらですか?