これこそが、KKE多様性の源泉

ただならぬ!
趣味人たち

KKEに生息する、すごい趣味や得意技を持った所員たち

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シビックテック

西日本営業部

本多 健一

Kenichi Honda

  • キャリア

皆さんはシビックテックって、聞いたことありますか?

シビックテックとは「市民が抱える生活の課題をテクノロジーで解決する試み」で、アメリカから始まった取り組みです。日本では、2011年の東日本大震災を機に始動しました。

私がシビックテックを知ったのは住宅メーカーで研究職をしていた時。
「技術で社会を良くする」という考え方に共感し、住んでいる奈良県の大和郡山市で自ら団体を立ち上げるほど、夢中になりました。
KKEは「社会課題を技術(工学知)で解決する」と標榜しています。
のちにKKEに転職をするわけですが、シビックテックの考え方はたしかにそこと繋がっていますね。

これまで立ち上げたプロジェクトはいくつかあって、

『金魚プロジェクト』
〜 写真で金魚の品種を判別するAI(大和郡山市って金魚の名産地なんです。)

『金魚飼育サポートアプリ』
〜金魚の飼育日記の記録ができ、関連情報で飼育サポート

そして『お餅図鑑アプリ』。
ずんだ餅・納豆餅・胡桃餅……実は東北にはトッピングだけで120種類のお餅があるんです。それらをスマホで見られる図鑑にして発信したらもっと知ってもらえるのでは、ということで、アプリ化しています。シビックテック関連のイベントで岩手に行った際に、その事実を知り、勝手に面白がって、コラボを持ちかけました。
こんなにたくさんのお餅のトッピングがあること、ご存じでしたか?
どれもおいしそうですよね。
このような身近なものを題材にして、テクノロジーを試したいんです。

世の中の技術って、使い方次第で、もっと理解しやすくなると思っています。
ある課題に対して技術を試してみて、さらにアイデアを出して、実際に課題を持っている人に使ってもらう……それを繰り返して、ブラッシュアップしていくのが好きなんです。

 仕事の役に立つかですか?

立っている部分はあると思います。一つはプレゼン力。 アプリやウェブサイトを形にしていくためには、私一人ではできませんので、良い企画として共感してもらう必要があります。そこで、「おもしろそう!」って思ってもらうことが、私にとっては大事です。

それと活動を前進させるキーマンとの交渉力、
さらにはキーマンを動かすための想像力も養われました。
自分と異なる属性の人と交わるのに臆さなくなりましたね。

プロジェクトで作ったアプリやサービスが、実際にサービスや商品につながることも夢の一つですが、
シビックテックに取り組む人が増えていって、「シビックテックやってるよ」と会話の中で言い合えることが当たり前になればいいなと思います。いろんなことを面白がれるマインドの人を増やして、地域の内外で人を繋いでいきたいです。